豚の生レバー提供禁止について
Q(消費者): 豚の生レバーが飲食店での提供禁止になったらしいけど、フグと同じでプロの料理人が調理すれば安全なのでは?
A(SFSS):それは誤りです。
いくらプロの料理人が調理しても、豚の生レバーであれば、中毒の原因となる微生物(E型肝炎ウイルス、サルモネラ、カンピロバクター等)に汚染されている可能性があり、大変危険ですので絶対に食べないでください。
またこういった病原微生物は、レバーの表面だけでなく、内部にも汚染されている可能性がありますので、表面をそぎ落としたとしても食中毒のリスクは残ります。
今回の厚生労働省の措置により、豚の食肉(レバーなど内臓を含む)を生食として提供することが法令違反となります。 また食肉販売事業者においても一般消費者に対しての食肉を十分加熱調理してから食するよう、注意喚起することも求められています。
前回、牛レバーの提供禁止が決まった際も、法律の施行前にかけこみ需要で牛のレバ刺しを食した消費者が多数食中毒事故にあっております。 くれぐれもご注意をお願いします。
*追記: 豚の食肉(レバーなど内臓を含む)を生食として提供することが、6月12日より禁止となりました(厚労省通知が施行されました)。
詳しくは、厚生労働省のホームページをご参照ください↓
◎豚レバーの生食は、やめましょう
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syouhisya/121004
(文責:局 博一)
[2015年6月4日/作成]
[2015年6月24日/修正]