株式会社551蓬莱

551蓬莱は3ツの味に取り組んでおります。

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≪ 工場にて ≫

主力商品である豚まんに関して申し上げますと、主原料は小麦粉・豚肉・玉ネギです。先ず小麦粉については製粉会社2社よりオリジナルブレンドされたものを供給してもらっております。次に豚肉は現在、国産(島根県産)とメキシコ・米国・カナダからも調達しております。ところで、昨年、眞鍋昇東京大学教授と訪問したハンガリーで、在来種のマンガリッカの豚肉を知りました。飼育の仕方に共感しましたし、味もとてもおいしかったです。近い将来、何とか豚まんにしたいと計画を立てております。そして玉ネギは当然地元産にこだわり仕入れております。最初は泉州産でした。それから淡路産です。残念ながら端境期や量が足らない時には他の国内産をいただいておりますが、地元産ならではの甘みが味の決め手になっていると信じております。さて、我々の第一の仕事はこれらの原材を当日使用する分だけ納入して、調理、半加工して各店舗へ調達させることです。弊社はパン生地の皮の部分(ネタと呼んでいます)と肉・野菜のアンの部分(カヤクと呼びます)を別々に製造して各店舗に届け、そこで包み込み、蒸し上げるシステムです。原材料の仕入れからお客様に召し上っていただくまでの時間を如何に短縮させるかと言う<鮮度最優先>に集中しております。これが、前味(まえあじ)です。

≪ 店舗 実演場にて ≫

工場から配達されたネタとカヤクは各店舗の調理室(実演場と呼ぶ)でネタは70gにカット、カヤクは60gに整え包み込む作業に入ります。すべて手づくりです。特にネタは発酵中なので、適度のガス抜きと優しい取り扱いで551独特の甘みがあって、モチモチ感がある皮に成長します。これには当然レシピは存在しますが、正直なところ、そこの気温・湿度・発酵具合が様々ですので無責任と言われそうですが、担当者の腕の見せどころ、面白さでもあります。機械で製造していませんから豚まんの顔はみんな同じという訳にはまいりません。しかし きれいなヒダのとれたふっくらした豚まんを目指して頑張って包んでおります。手の平には"気"が存在します。その"気"が551の豚まんの味です。左手の平にネタを持ち、右手でカヤクを乗っけて包み込みます。左手のシワと右手のシワの中で包み込まれる豚まんはシアワセ(幸せ)も一緒に入っていると信じておりますし、昔おふくろが握ってくれたあの"おにぎり"の温かさにも似ているなあと思います。これが、中味(なかあじ)です。

≪ 店頭にて ≫

このようにして蒸し上げられた豚まんをお客様に気持ち良く買っていただくために、やっぱり笑顔で販売し、幸せいっぱいの豚まんを家庭にまで持って帰っていただきたいです。まだまだ、すべてのお客様からほめてもらえるレベルには到達しておりませんが、みんな笑顔で頑張っております。これは、後味(あとあじ)です。 先日、名神高速道路の大津サービスエリアに出店が実現しました!私は車で大阪から東に向かう時、一回目の休憩を大津SAでいつも取ります。私の気に入りのサービスエリアで、理由は琵琶湖が一望できる素晴しい眺めがあるからです。いつもそこで両手を上げ大きく伸びをするのですが、ある時ここで琵琶湖を見ながら551の豚まん食べたら楽しいやろな、と考えました。夢は見るもの叶うもの!出店出来ました。大津SAさん、ありがとう!出店の際、笑顔で又寄りたくなるような販売員に担当してもらい応えようと思いました。一度、大津SAの551に来て下さい!