株式会社ホワイトマックス

暮らしの安心をめざして

食の安全と安心をサポートすることを使命として、ホワイトマックスは33年前に誕生しました。お客様のニーズに応えること、より高度な安全衛生環境を提案することに邁進して来ました。しかし、作業効率や衛生モラルの向上を優先すると、どうしてもプラスチックの使い捨て製品が多くなってしまう中で、これが本当に未来の暮らしのためになるのだろうか?という疑問が湧いて参りました。そんな中で、微生物が作り出す有用な働きを、プラスチックに付与させる技術にたどり着いたのです。もったいない精神から生まれた応用範囲の広い素材となりました。
「エンバランス加工」とは、ミネラルを含んだ良質な水とプラスチックの原料を、水熱化学の理論を用いて反応させた特殊な加工技術です。エンバランス加工された製品には劣化や腐敗を抑える力が備わります。この加工技術は、抗菌剤や殺菌剤などの薬品類は一切使用していないので、安心して使う事が出来ます。コーティングするような加工ではないので、効力が軽減することもありません。また、練り込み技術でも無いので、加工品を分析しても普通のプラスチックでしかないのです。これはリ・サイクルには大切な要素です。
「使い続けるプラスチック」エンバランスは、食品のロスを減らすだけでなく、環境保全や人の健康にも役に立つ力を秘めており、様々な分野での研究が期待されています。昨年2014年、そのエビデンスの一端が以下の研究成果として報告されました:

『エンバランス加工保存袋の生鮮食品保存試験』(山崎毅 1)、局博一・倉恒弘彦 2))
1):NPO食の安全と安心を科学する会(SFSS) 2):東京大学 食の安全研究センター

[ 試験材料と方法 ]
1.検体
(対照区):市販の未加工保存用ジッパー袋、 (試験区):エンバランス加工保存用ジッパー袋
2.試料
市販の生鮮食品(スイートバジルおよび生しいたけ)を東京都内のスーパーマーケットにて購入し試験に供した。
3.試験方法
各試料を10℃恒温で保存し,経時的に一般細菌数(生菌数)の測定,外観観察及び写真撮影を行った。測定は各3回ずつ実施した。

[ 結果の概要 ]
エンバランス加工保存袋は未加工保存袋と比較して、バジル・しいたけともに6日間~10日間の冷蔵保存条件での品質劣化を明瞭に低減化する効果を外観観察により認めた(一般細菌検査では有意差なし)。

[結果]〈外観観察―しいたけ― 保存10日後の写真〉

(文責:株式会社ホワイトマックス 増本 眞紀子)