食のリスクコミュニケーション・フォーラム2022
第4回:『消費者はゲノム編集食品のリスクを受容するか』(10/30)開催速報

食のリスクコミュニケーション・フォーラム2022
『消費者市民に対して説得ではなく理解を促すリスコミとは』
第4回テーマ:『消費者はゲノム編集食品のリスクを受容するか』(10/30)開催速報

【開催日程】2022年10月30日(日)13:00~17:30
【開催場所】オンライン会議(Zoom)
【主  催】NPO法人食の安全と安心を科学する会(SFSS)
【後  援】消費者庁、東京大学大学院農学生命科学研究科
【賛助・協賛】キユーピー株式会社、旭松食品株式会社、カルビー株式会社、株式会社セブンーイレブン・ジャパン、
       日清食品ホールディングス株式会社、日本生活協同組合連合会、サラヤ株式会社、日本ハム株式会社
【参加費】3,000円/回、学生は1,000円/回
     *SFSS会員、後援団体(先着1~2 名程度)、メディア関係者(取材の場合)は参加費無料

3人の専門家より、それぞれのテーマに沿ったご講演をいただいた後、パネルディスカッションでは参加者からのご質問に対して活発な意見交換がなされました。

【プログラム】

13:00~13:50 『生協組合員はゲノム編集食品をどう捉える?』
        古山みゆき(生活協同組合コープこうべ)
13:50~14:40 『消費者がゲノム編集食品を受け入れるには』
        浦郷由季(全国消費者団体連絡会 事務局長)
14:40~15:00 休憩
15:00~15:50 『ゲノム編集食品をめぐるリスクコミュニケーションの課題』
        山口治子(愛知大学地域政策学部 准教授)
16:00~17:30 パネルディスカッション
         『消費者はゲノム編集食品のリスクを受容するか』
        パネリスト:上記講師3名、 進行:山崎 毅(SFSS理事長)

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古山みゆき先生


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浦郷由季先生


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山口治子先生


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*講演要旨ならびに講演レジュメは以下のとおりです:

①古山みゆき(生活協同組合コープこうべ)
『生協組合員はゲノム編集食品をどう捉える?』

食の安全にかかわるさまざまな情報があふれています。消費者は何を信じてどのように商品を選んだらよいのか迷っています。特にゲノム編集のような新しい技術については、否定的な意見に偏りがちです。ゲノム編集食品については、「生協で取り扱うのか」というところまでの論議には至っていません。しかし、取り扱う云々とは別に、「新しい技術としてしっかりと学習しよう」という立ち位置で情報提供に努めているところです。生協に直に寄せられた組合員の声についてご紹介をしながら、消費者とどう向き合っていくかをご一緒に考えたいと思います。
古山先生講演レジュメ/PDF:1.91MB

②浦郷由季(全国消費者団体連絡会 事務局長)
『消費者がゲノム編集食品を受け入れるには』

ゲノム編集技術応用食品については、現在 3 品目が厚生労働省へ届出され、インターネットで通信販売されています。ゲノム編集技術応用食品の安全性については消費者団体の中でも受け止めは様々です。一般の消費者はどのように受け止めているのか、全国消団連ではアンケート調査を行いました。その調査結果から見えてきたこと、また厚生労働省での食品衛生上の取扱いについての議論の際、参考人委員として参加した経験から、消費者が受け入れるにはどのような情報が必要か、どのような情報共有の場があるとよいのかなど考えます。
浦郷先生講演レジュメ/PDF:781KB

③山口治子(愛知大学地域政策学部 准教授)
『ゲノム編集食品をめぐるリスクコミュニケーションの課題』

2019年10月ゲノム編集食品の届出制度が開始された。ゲノム編集食品をリスクベースの食品安全管理の枠組みからとらえると、これまでのハザードとの決定的な違いはリスクアセスメントが実施できないことである。科学的評価が実施できない中で、ゲノム編集食品の安全性を客観的にどのように確保し、管理していくべきだろうか。リスクガバナンス研究やいくつかのリスクコミュニケーション研究の成果を紹介し、アンケート調査から得られた消費者のゲノム編集食品のリスク認知や受容性(態度)を踏まえ、ゲノム編集食品という新規技術を用いた食品のリスクコミュニケーションの課題について議論する。
山口先生講演レジュメ/PDF:1.19MB

*なお、参加者アンケートの集計結果は後日掲載します。

(文責・写真記録:miruhana)